公開日:2024/10/04
クレジットカード決済をしたときにためられるポイントは、節約にもつながるため決して無視できません。賢くおトクにクレジットカードをご利用になるカギを握っているのは、クレジットカードの還元率です。還元率が高ければ、獲得したポイントをよりおトクにご利用できます。
当記事では、クレジットカードの還元率の仕組みや、還元率の高いクレジットカードを賢く利用する方法、高還元率のイオンカードについて解説します。
クレジットカードの還元率とは、クレジットカードのご利用金額に対して、「何円相当」のポイントが還元されるのか、その割合(%)のことを指します。
たとえば、100円(税込)のご利用ごとに1ポイント還元されるクレジットカードで「1ポイント=1円相当」であれば、このクレジットカードの還元率は1(円)÷100(円)×100=1%です。
さらに分かりやすく説明すると、10万円(税込)クレジットカードをご利用になった時、還元率1%の場合は1,000円相当のポイントが還元されますが、還元率が0.5%の場合は500円相当のポイントしか還元されません。つまり、ご利用金額が増えれば増えるほど、還元される金額の差はさらに大きくなります。
高還元率のクレジットカードを選んだ方がおトクといわれる理由はここにあります。なお、クレジットカードの還元率はクレジットカード会社やクレジットカードの種類によって異なりますが、クレジットカードの還元率は0.5%前後が一般的で、1%以上だと高還元率といわれています。
クレジットカードの還元率と混同しやすい言葉に、クレジットカードの「付与率」があります。クレジットカードの付与率とは、クレジットカードのご利用金額に対して、どのくらいのポイントが付与されるのかの割合を示すもので、付与率(%)は、「獲得ポイント数÷利用金額(円)×100」で算出されます。
たとえば、ご利用金額が100円(税込)利用ごとに1ポイント付与されるクレジットカードなら、付与率は1(ポイント)÷100(円)×100で1%です。ただし、付与率は単純にポイント数をご利用金額で割っているだけなので、1ポイントをお金に換算した場合の価値は、クレジットカードによって異なります。
そのため、クレジットカードをおトクに活用したいのなら、ポイントの付与率ではなく還元率を重視してクレジットカードを比較検討する必要があります。
クレジットカードでお買い物をした際にたまるポイントは、次のお買い物にも利用できます。現在クレジットカード選びで迷っている方にも、すでにクレジットカードを所有している方にも有効な、クレジットカードのポイント還元率を上げる方法を紹介します。
カード会社と提携している店舗でクレジットカード決済すると、基本のポイント還元率よりも高くポイントを還元するクレジットカードが数多くあります。毎日足を運ぶコンビニエンスストアやスーパー、チェーン系のカフェ、頻繁にご利用になるECサイトがあるなら、自分のご利用頻度が高い店舗やサービスを軸にクレジットカードを作ったほうが、効果的にポイントが還元される可能性があります。
まずは自分の利用頻度が高い店舗やサービスと提携しているカード会社が存在するかどうか確認してみましょう。
カード会社では、通常よりも多くの還元率を狙える「ポイントアップキャンペーン」を頻繁に開催しています。クレジットカードの会員サービスや専用アプリなどをこまめに確認して、キャンペーン告知を見逃さないようにしましょう。
また、大手のスーパーやドラッグストアなどでは、固定日や固定曜日でサービスデーを設置し、ポイントアップを実施しているケースも多く見受けられます。還元率が高い日にまとまったお買い物をすれば、さらに効率良くポイントバックされるはずです。
イオンカードのポイント還元率は、200円(税込)ごとに1ポイント=1円相当、0.5%です。しかし、イオングループの対象店舗のお買い物でイオンカードを決済にご利用すると、いつでも基本の2倍(1%)の還元率です。また、毎月10日の「ありが10デー」には、還元率が基本(0.5 %)の5倍の2.5%になり、さらにおトクになります。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド | |
種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONの特典・機能が1つになったカードです。基本の還元率は0.5%ですが、イオングループの対象店舗で利用すればいつでもポイントが基本の2倍(還元率1%)に。また、電子マネーWAONのオートチャージをご利用することで(200円ごとに1電子マネーWAONポイント付与=1円相当)ポイントの二重取りも可能なため、さらにポイントの還元率がアップします。
また、イオン銀行の普通預金金利(変動金利)は年0.10%(税引後 年0.079%)(2024年10月1日現在)ですが、「イオンカードセレクト」を活用すると、「イオン銀行Myステージ(イオンカードセレクトやイオン銀行のご利用状況により点数が加算され、ステージが決まるプログラム)」のランクを上げやすくなり、プラチナステージまで達すると普通預金でありながら金利が最大年0.18%(税引後 年0.143%)(2024年10月1日現在)までアップします。
イオンカードの還元率をアップさせる方法はいくつかあります。日常のお買い物で少し意識してみて、実践してください。
毎月10日の「AEONCARD Wポイントデー」でイオンカードでのクレジット決済をご利用すると、イオングループ以外の店舗でもポイントが基本の2倍(還元率1%)になります。
イオンカードポイントモール は、イオンカード会員限定のポイントサイトです。イオンカードポイントモールを経由してECサイトなどでイオンカードをご利用のうえインターネットショッピングするとWAON POINTがたまるほか、イオンカードでお買い物・サービスを購入すると、ポイントがダブルでたまります。
たとえば、楽天市場でショッピングする際もイオンカードポイントモールを経由すれば、イオンカードご利用分に加えて、ポイントモール経由分がダブルでたまります。
世の中に数多く存在するクレジットカードから最良のパートナーになってくれる1枚を探し出すのは難しいもの。そこで自分にぴったりのクレジットカードを探す指標の1つになるのが、クレジットカードの還元率です。
また、クレジットカードの還元率を重視するとともに使い方を工夫し、キャンペーンなどを組み合わせることでさらに還元率を高くすることができます。クレジットカードを作るときは、まず還元率を調べてクレジットカードをピックアップし、その中から自分のライフスタイルに最も適したものを選択するのがおすすめです。