公開日:2025/05/09
クレジットカードのポイントは、日々の生活でおトクを実感できる魅力的なサービスです。しかし、その仕組みや活用方法について、詳しく知らない方もいるかもしれません。
当記事では、クレジットカードのポイントの仕組みや効率的なため方、賢い使い方を解説します。さらに、イオングループをよく利用される方におすすめのイオンカードについてもご紹介します。
クレジットカードのポイントとは、カード会社のポイントサービスでたまるポイントのことです。クレジットカードの利用金額に応じて進呈され、カード会社によって進呈されるポイント数は異なります。ここでは、クレジットカードのポイントがたまる仕組みやポイント還元について解説します。
クレジットカードで支払いを行うと、利用者は代金をカード会社に立替えてもらい、後日まとめて支払います。カード会社は加盟店から手数料を受取り、その手数料の一部がポイントとして利用者に還元される仕組みです。
また、利用者側がポイント還元を受けられるというメリットがあるだけでなく、加盟店側にも、カード払いのサービスを導入・提供することによって顧客サービスを向上させ、業務効率を高めることができます。カード会社も手数料収入を得ながら、顧客満足度を高めることができるといった、利用者、加盟店、カード会社の三者にとって利点のある仕組みといえます。
ポイント還元率とは、クレジットカードの利用金額に対して、何円分のポイントが還元されるかを示す割合のことです。たとえば、1ポイントの価値が1円で、利用金額200円に対して1ポイントがたまるクレジットカードであれば、「1(ポイント)÷200(ご利用金額)×100(%)=0.5(還元率)」で、還元率は0.5%となります。
同じカード会社であっても、カードの種類やグレードによって還元率が異なる場合もあるため、事前に還元率を確認しておくとよいでしょう。
なお、イオンカードの場合、基本還元率は0.5%で、200円(税込)ごとに1WAON POINTがたまります。さらに、イオングループの対象店舗では通常の2倍、つまり200円(税込)ごとに2WAON POINTがたまるといった、特定の店舗での利用でポイント還元率が高くなる特典もあります。
年間利用額 | 0.5%還元 | 1.0%還元 | 1.5%還元 | 2.0%還元 |
---|---|---|---|---|
30万円 | 1,500ポイント | 3,000ポイント | 4,500ポイント | 6,000ポイント |
50万円 | 2,500ポイント | 5,000ポイント | 7,500ポイント | 10,000ポイント |
100万円 | 5,000ポイント | 10,000ポイント | 15,000ポイント | 20,000ポイント |
どのようなタイミングでクレジットカードのポイントがたまるのかを具体的に知っていれば、もっと効率的にポイントをためることができるでしょう。ポイントを効率的にためる方法をご紹介します。
レストランでのお食事や日々のお買い物を、クレジットカード払いにするのが簡単で、おすすめの方法です。また、ネットショッピングをする際にも、オンラインで支払いが完結し、便利です。
カード会社は、それぞれ独自のポイントアップキャンペーンを実施することがあります。こうしたキャンペーンでは、期間限定で特定の店舗でのポイント還元率が増加する場合もあり、こまめに確認することで、通常よりも多くのポイントを獲得できるでしょう。
ふるさと納税は自治体への寄附金制度です。寄附のお礼として、特産物がもらえる地域もあります。さらに、ふるさと納税はクレジットカードで支払うことができるため、カードのポイントをためることができます。
ただし、ふるさと納税を直接自治体に申込む場合は、自治体によってクレジットカード払いに対応していないこともあるので、事前に確認しましょう。
カード会社によっては、百貨店やショッピングモールなど特定の店舗でお買い物をする際にポイント還元率が高くなるクレジットカードを発行している場合があります。年会費無料のカードであれば、複数枚持っていたとしても維持費はかからず、店舗やポイントアップキャンペーンに合わせて使い分けもできます。
普段よく利用する店舗やサービスと提携しているクレジットカードが存在するかどうか、店舗のチラシやウェブサイトなどを確認してカードを作りましょう。
利用しているカード会社が運営するポイントモールを経由してお買い物をすることもおすすめです。
ポイントモールを経由せずにネットショップでお買い物をした際にも、クレジットカードのポイントはたまりますが、カード会社が運営するポイントモールで、そのカード会社が発行しているクレジットカードを利用するなど、条件を満たした上でお買い物をすると、通常よりもポイントの還元率が高くなります。
家族カードとは、クレジットカード所有者の家族に対して発行できるクレジットカードです。家族カードを利用した際にたまるポイントを合算できるカードであれば、より効率的にポイントをためることができます。
クレジットカードの利用金額に応じてたまったポイントは、さまざまな使い道があります。カード会社によってポイントの利用方法は異なりますが、ここではためたポイントの主な使い方について紹介しましょう。
ポイントを現金の代わりとして、支払いに利用することができます。カード会社によって異なりますが、1ポイント=1円として支払いに利用できる場合が多いようです。会計の際にレジでクレジットカードを提示して、たまったポイントで支払いたい旨を伝えれば、ポイントで支払いをすることができます。
ただし、ポイントが支払いに利用できるのは、基本的にクレジットカードの加盟店のみとなるので注意が必要です。
一部のカード会社では、たまったポイントを電子マネーに交換することが可能です。
カード会社によって交換レートは異なりますが、1ポイント=1円分の電子マネーとして交換できる場合が多く、電子マネーに交換することで、利用できる加盟店が多くなる場合もあります。スマホ決済や交通系ICカードとも連携できることもあるので、よりポイントを利用しやすくなります。
たまったポイントを、商品券やマイルなどに交換することも可能です。
デパートや百貨店などの実店舗で使える商品券のほか、ギフトカードなどと交換できる場合もあるため、用途に合わせて交換するとよいでしょう。
また、航空会社のマイルへの交換が可能なクレジットカードもあるため、出張や旅行といったシーンで飛行機に乗る機会が多い方はマイルと交換するのもおすすめです。
ポイントは、クレジットカードの請求金額に充当することで、支払いの負担を軽減できます。特に有効期限がせまっているポイントがある場合には、この方法がおすすめです。
ただし、手続きのタイミングや方法はカード会社によって異なるため、具体的な手続き方法や受付期間を確認することが重要です。
さまざまな活用法があるクレジットカードのポイントですが、一方で注意すべきこともあります。ポイントをためる際に気をつけたいことを確認していきましょう。
一般的にクレジットカードのポイントには、有効期限が定められている場合があります。ポイント有効期限はカードによって異なりますが、最終獲得日から1年、ポイントの最終利用日から1年などと決まっているため、事前に確認しておくと安心です。
また、クレジットカードによっては、通常の利用で獲得できるポイントとは異なり、キャンペーンなどで進呈される期間限定ポイントがあります。キャンペーンなどで得たポイントは、通常のポイントと違って有効期限が短く設定されていることもあるため、失効しないように期限を確認して利用しましょう。
ポイントをためることを目的にしてお買い物をしてしまうと、必要のないものまで購入してしまう可能性があります。ポイントのために必要のないものまで購入して、余計な出費をしないように気をつけましょう。
クレジットカードの支払いには、ポイント進呈の対象とならないものもあります。
クレジットカードの年会費や再発行の手数料などは、多くのカードでポイント進呈の対象となりません。電子マネーのチャージなどもポイント進呈の対象とならない場合があります。ポイント進呈の対象となる支払いと、対象とならない支払いを確認することで効率良くポイントをためましょう。
ポイントをためる以外にも、上手に使う方法も重要です。ここでは、ポイントを使うときの注意点を解説します。
クレジットカードのポイントは、カード会社や交換先によって交換レートが異なります。ポイントを交換する際には、交換レートを比較検討し、おトクな交換先を選ぶようにしましょう。
例:
このように、交換先によってポイントの価値が変わるため、最もおトクな交換先を選ぶことが大切です。
クレジットカードを解約した場合、ためていたポイントが失効することもあるので、注意が必要です。カードを解約する前に、ポイントを使い切るか、別のカードに移行するなど、ポイントの有効活用を検討してください。
イオンカードは、イオングループでの利用でWAON POINTを効率的にためられます。その方法を4つ紹介します。
イオンカード利用で基本は200円(税込)ごとに1WAON POINTが進呈されますが、全国のイオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなどのイオングループの対象店舗でのお買い物であれば、常にWAON POINTが基本の2倍たまります。
イオンカードには、ポイントをおトクにためる特定日が毎月複数あるので、特定日にまとまったお買い物をするとポイントを効率的にためられるでしょう。
イオン対象店舗では、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」で食料品や衣料品などが5%割引に、毎月10日の「ありが10デー」ではポイントが基本の5倍になります。
それ以外の店舗でも、毎月10日の「AEON CARD Wポイントデー」はイオンカードの支払いでポイントが基本の2倍、200円(税込)ごとに2WAON POINTためられます。
いつものお買い物やサービスを利用する際に、イオンカードポイントモール を経由する方法もおすすめです。イオンカードポイントモールは、イオンカード会員限定の優待サイトで、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手オンラインショップを含む多数の提携店舗が利用可能です。モールを経由してお買い物をすると、通常のカード利用でたまるポイントに加えて、ボーナスポイントが進呈されるため、効率的にポイントをためることができます。
イオンカードでWAON POINTをためた場合、どのような使い方があるのでしょうか。ここでは、WAON POINTの使い方を4つ紹介します。
イオングループ各店、WAON POINT加盟店、イオンネットスーパーなどのiAEON IDでログインできるネットショップ、イオンスタイルオンラインなどの対象店舗にて、1 WAON POINT=1円としてお買い物で利用できます。イオンカードでためたWAON POINTを、日々の買い物やさまざまなサービスで利用してみましょう。
たまったWAON POINTを1ポイント=1円から、月々のクレジット請求額の支払いに利用することができます。ただし、ショッピングの1回(一括)払い以外の利用分やカード年会費は対象外なので、注意が必要です。
たまったWAON POINTは、WAONステーションやイオン銀行ATMでポイントダウンロードすると、電子マネーWAONポイントになります。さらに、その電子マネーWAONポイントをポイントチャージすると、電子マネーWAONとして利用することができます。
イオングループをよく利用される方には、イオンカードがおすすめです。ポイントをより効率的にためることができるおすすめのイオンカードを2つ紹介します。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAON、3つの機能が一枚にまとまった便利なカードです。電子マネーWAONのオートチャージで、200円ごとに電子マネーWAONポイントが1ポイントたまるのでおトクです。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
ウエルシアカードは、ウエルシアグループの対象店舗でおトクにお買い物ができるカードです。ウエルシアグループの対象店舗なら、WAON POINTがいつでも1.5%還元、200円(税込)ごとに3WAON POINTたまります。また、毎月10日はWAON POINTが10%還元、200円(税込)ごとに20WAON POINTが進呈される、WAON POINTを効率的にためたい人におすすめのカードです。
イオンカードセレクトやウエルシアカードなど、イオンカードならポイントをおトクにためられます。ためたポイントを上手に利用して、賢くポイ活をしましょう!