公開日:2024/03/07
引っ越しの際には役所の手続きや梱包作業などやることがたくさんあります。
具体的には引っ越し前には掃除をしたり、電気・ガス・水道などの手続きをしたり、引っ越し後には住所変更の手続きなど、さまざまな対応が必要です。
そのほかにも梱包用品の購入や、引っ越し業者への支払いなど出費がかさむため、手元に現金を確保したり、クレジットカードを用意したりしておくのも大切です。
この記事では引っ越しを考えている方に向け、引っ越し作業や引っ越しの手続き関連、 引っ越し前の掃除などについて解説します。
まず引っ越し作業にあたる前に、梱包などに必要な道具を事前に揃えておく必要があります。
以下の道具リストを参考に、道具を揃えておくことをおすすめします。
いざというときに梱包道具が足りない、などといった事態を避けるためにホームセンターなどで購入しておきましょう。
必要なもの | 必要数 |
---|---|
段ボール | 20箱(単身)〜50箱(4人家族程度)が目安 |
ガムテープ、養生テープ | 50mm×50mを一巻が目安 |
梱包材(プチプチ) | 1ロール(※新聞紙1週間分などで代用可能) |
ビニールひも | 1巻 |
セロテープ | 必要に応じて |
はさみ、カッター | 引っ越し作業をする人数分 |
マジック、マーカー | 必要に応じて |
軍手 | 引っ越し作業をする人数分 |
工具(ドライバーなど) | 必要に応じて |
掃除道具 | 引っ越しの後片付けを行う人数分 |
なお引っ越し業者に依頼する場合は、段ボールや梱包材などを無料で用意してもらえるケースも多いです。
引っ越し前には、引っ越し業者の手配をするのか、自分で引っ越し作業をするのかも検討しておきましょう。
自分で作業をする場合は、協力してくれる友人や家族、またトラックなど移動・搬送手段も確保しましょう。
引っ越し経験があまりない方は何をやる必要があるのか、把握しきれていないのではないでしょうか。
引っ越し前にチェックしておくべき、引っ越しでやるべきことのリストは以下のとおりです。
順番に解説をします。
まずは新居を探し、決まり次第、引っ越し業者を手配しましょう。
引っ越し料金は、業者によって価格が異なるため、複数業者から見積もりを取ることが大切です。
見積もりにも時間がかかるので、引っ越し予定日の1か月半〜2か月前には見積もりをし、手配を完了させることを目指しましょう。
特に年度末は多くの新大学生や新社会人が引っ越しをするので繁忙期になるため、早めに手配を進めるとよいでしょう。
なお引っ越し業者を利用しない場合は、レンタカーやトラックなどの手配や、手伝ってもらう友人や家族への声掛けをしておきましょう。
引っ越し業者の手配と並行して、旧居の退去日も具体的に決めましょう。
旧居の解約は管理会社や大家に対し、実際に退去する日の1か月〜2か月前に意向を伝えるのが一般的です。
旧居で使用していた家電製品や家具などで新居でも使いたいもの以外は、リサイクルショップに売却するなどして処分するとよいでしょう。
なお粗大ゴミ扱いとして処分する場合は、自治体の規定に沿って粗大ゴミ回収の申込みが必要です。
自治体の粗大ゴミ回収の相場は地域にもよりますが、かさばる粗大ゴミの場合、2,000円〜2,800円程度の手数料がかかるケースもあります。
引っ越しする際は、旧居で電気・ガス・水道を解約(閉栓)し、新居ではそれらのライフラインを新たに開栓する必要があります。
電気・ガス・水道の解約は、退去の1週間〜2週間前に、各電力会社やガス会社、水道局に連絡して手続きを行います。
引っ越しに伴う電気・ガス・水道の開通手続きは、入居の1〜2週間前頃から可能です。
引っ越し先の地域の電力会社、ガス会社、水道局で、Webもしくは電話で手続きをしましょう。
これらのライフラインの開通手続きの際に、支払い方法をクレジットカードに変更するのもおすすめです。
なぜならば、引っ越し直後は郵送物なども増えがちで、払い込み用紙を紛失しやすかったり、忙しくて支払いを忘れてしまったりすることが起きやすいからです。
そこで、支払い方法をクレジットカードに変更することで、それらのトラブルを未然に防止することが可能です。
しかもコンビニ払いでは進呈されない、クレジットカードのポイントがたまることもあります。
たとえばイオンカードならWAON POINTが200円(税込)ごとに1ポイントたまるので、引っ越しを機に公共料金の支払い方法をイオンカードに変えてみるのもおすすめです。
引っ越しには荷造りが欠かせません。
荷造りに伴って、ダンボールやガムテープ、はさみなどの梱包資材も必要です。
先にご紹介した「引っ越し作業に必要なもの」のリストにしたがって、梱包資材の準備も近所のホームセンターなどでしておきましょう。
荷造りは遅くても引っ越しの5日前〜2日前頃から進めましょう。
日常的に使わないものから段階的に荷造りするとよいでしょう。
キッチン用品や洗面用品、洗濯用品、メイク用品などは引っ越し直前まで日常的に使うケースが多いので、前日や当日の朝に梱包することがおすすめです。
荷造りと同様に、冷蔵庫や冷凍庫の中身の整理も重要なので、退去の日を見越して処分を進めましょう。
引っ越しが完了するまでは、冷蔵庫で長期保存が必要な食品などはできるだけ買い足さないことをおすすめします。
また、食べきれないものや処分できないものがある場合は、一時的にクーラーボックスを使うことも1つの手です。
引っ越しの14日前〜前日までに、異なる市区町村に引っ越す場合は「転出届」を役所に提出します。
ほかの市区町村や国外に引っ越しをする際は、提出時に発行される「転出証明書」が引っ越し後の手続きでも必要になるので保管しましょう。
また、同じ市区町村内で引っ越す場合は「転居届」を役所に提出しましょう。
子どもがいる場合、転校や転園の手続きも通っている園や学校で必要です。
幼稚園では在園証明書、小学校では在学証明書が発行可能なため、それぞれ発行手続きを行いましょう。
また並行して、引っ越し先の地域での転校先・転園先もチェックしましょう。
特に転園では、引っ越し先の地域の幼稚園・保育園に空きがないケースもあります。
なるべく早くから転園先を探すことをおすすめします。
郵便局で転送届を提出することで、旧居に届く郵便物を新居に転送が可能となります。
1年間、旧住所宛ての郵便物などが新住所に無料で転送されるため非常に便利です。
ただし、転送不要郵便などの郵便物は転送されないため、引っ越しが落ち着いたら登録住所の変更手続きを各所で行いましょう。
引っ越し作業では旧居での梱包作業などについ集中してしまいがちですが、新居の下見や簡単な掃除も前もってしておきましょう。
下見をすることで「どこに何を置くのか」のイメージがより明確になるので、引っ越し当日の家具の配置などが手間取らなくなります。
また新居が賃貸の場合、下見と掃除に加えて写真撮影をしておくとよいでしょう。
新居に破損があった場合にも、その破損が入居前からあるものだと証明できれば、退去時に修繕費を請求されなくなることがあります。
最終的な荷造りや搬出、搬出後の掃除、引っ越し業者とのやりとりなど、当日にやるべきことも前日の夜までに洗い出しておきましょう。
たとえば、ガスの閉栓には立ち会いと料金の精算が必要なケースもあります。
立ち会いが必要か、必要な場合は何時に手続きをするかガス会社に事前に確認しましょう。
また旧居の隣近所にお世話になった方がいる場合、当日に挨拶もした方がよいでしょう。
その際に持参する手土産の確保などもしておきましょう。
引っ越し当日は、旧居の明け渡しや新居での荷解きなどであわただしくなりがちです。
加えて引っ越し業者への料金支払いや、ガス会社の精算などまとまった出費も発生することが多いです。
これらの支払いは高額なケースも多いので、現金だけではなくクレジットカードを手元に準備しておくとよいでしょう。
当日のやることチェックリストは以下のとおりです。
順番に解説します。
可能なかぎり、ほとんどのものは前日の夜までに梱包しておくことをおすすめします。
一方、メイク用品や洗面用品などは引っ越し当日の朝まで使うケースも多いでしょう。
そのため当日に、朝まで使用していたものの梱包を済ませましょう。
できれば当日の朝まで使うものは、手持ちのバッグに入る程度の量、多くても段ボール1箱程度の量にしておくと、引っ越し作業が楽になりやすいです。
荷物の搬出が完了したら、旧居の明け渡しです。
旧居が賃貸の場合は、不動産会社立ち会いのもとで汚れや破損のチェックを行い、鍵を返却します。
なお汚れや破損が多いと判断された場合、原状回復費用を別途請求されてしまう可能性があります。
たとえば床材や壁紙の汚れ、カビなどはチェックされやすいポイントなので気をつけましょう。
荷物を搬出した後に明け渡しまでの時間で、普段掃除できていない場所も含めて、できるだけ掃除することをおすすめします。
当日に掃除の時間が取れない場合は、前日までに可能なかぎり掃除しましょう。
引っ越し業者への引っ越し料金の支払いも発生します。
なお代金支払いのタイミングは業者によってさまざまです。
当日の作業着手前に払うパターンもあれば、後払いということもあるため、引っ越し業者に事前に確認しておきましょう。
ライフライン周りのチェックも必要です。
まず、旧居では電気・ガス・水道の閉栓を確認しましょう。
このうち電気・水道は基本的に立ち会い不要ですが、ガスは立ち会いと料金の精算を求められることがあります。
また、新居では開栓が必要になります。
こちらも電気・水道は原則立ち会いなしで使用開始可能ですが、ガスは立ち会いが必要なケースがあるため、旧居と新居での立ち会いが同日になってしまわないように、事前に確認しましょう。
新居に到着したら、荷解きを行いつつ家具や家電の配置を行いましょう。
引っ越し当日にどの程度の荷解きを行うかは家庭によってさまざまですが、最低限のキッチン用品や洗濯用品、洗面用品などは整理しておくと、新居での生活を快適にスタートしやすいです。
引っ越し当日の夜から使いたいものだけを、旧居での梱包時に別の段ボールにまとめておくのも一案です。
そうすれば、当日の夜はその段ボールだけを荷解きすればよいので、当日の作業量が明確になるためおすすめです。
当日の引っ越し作業が終わったら、翌日以降は使用した梱包資材の処分を行いつつ、転入届など役所への提出書類の準備・提出を進めましょう。
引っ越し作業が終わったらやることのチェックリストは以下のとおりです。
順番に解説します。
荷解きを終えた後は、大量の段ボールを処分する必要があります。
処分としてもっとも簡単なのは「利用した引っ越し業者に連絡し、処分してもらう」ことでしょう。
引っ越し業者のなかには、荷解きを終えた段階で連絡すると不要な段ボールを引き取るサービスを提供している事業者も存在します。
引っ越し業者を選ぶ際に、このサービスの有無を選定のポイントの1つにするのもよいでしょう。
このほかにも「資源ごみ」として廃棄したり、古紙などの回収業者に処分したりしてもらうのも手です。自分に合った方法で処分しましょう。
引っ越し後は、役所でのさまざまな手続きも必要です。
まず、引っ越し当日から14日以内に新住所を管轄している役所に対し、転入届を提出しましょう。
前述のとおり、手続きにはセットで「転出証明書」が必要なため、前もって発行された書類を持参しましょう。
なお、同じ市区町村内で引っ越しした場合は、転入届ではなく転居届を同じく14日以内に出しましょう。
加えて、以下のような手続きも、管轄の役場で忘れずに行いましょう。
なお、役所での手続きを終えたら「新しい住民票」も何部か発行してもらっておくとよいでしょう。
特に子どもがいる場合、転校先での手続きなどに必要になるケースが多いためです。
転校・転園先での手続きも行いましょう。
自治体によって異なるため一例ではありますが、ほかの市区町村の公立小学校に転校する場合に必要な手続きは以下のとおりです。
なお転校の手続きは「同じ市区町村内なのか、否か」などで細かな点が異なるため、必要な書類がどれなのか迷った場合は、役所の窓口や転校・転園先にも尋ねるとよいでしょう。
ペットとして犬や特定動物を飼っている場合、役所または保健所の窓口で登録変更手続き申請をして「鑑札」を受取りましょう。
この際に、犬の登録料などが必要なケースもあるため、役所または保健所の窓口で確認しましょう。
物件の退去時には、入居時に払った敷金から物件の原状回復費用を差し引いた金額が返還されます。
逆に原状回復費用が敷金よりも高い場合、追加請求が発生するケースもあります。
退去から1か月程度で敷金の精算が完了するため、適宜返還された額や追加請求の有無をチェックしましょう。
引っ越しを行う直前には新居の掃除もしておくことをおすすめします。
人の出入りがなく、密閉されていた部屋でもほこりはたまるので、入居前の新居でも汚れがあるためです。
加えて部屋の掃除を事前にすることで、入居前からある傷や破損の発見もできます。
引っ越し前の新居は主に以下の場所を重点的に掃除しつつ、もし入居前からある傷などを見つけたら撮影もしておきましょう。
床の掃除は、ほうきや掃除機でほこりやゴミを取り除きます。
ワックスで拭いておくと、搬入時の傷をある程度防ぐことができます。
床を掃除する際は材質に合わせて道具や洗剤を選びましょう。
壁が汚れている場合は、布やスポンジで拭き取りましょう。
壁の高いところや届きにくいところは、伸縮ポールなどを使っての掃除がおすすめです。
シンクや洗面台などの水回りはカビや水垢を取ったり、消毒したりしておくと、衛生面も安心です。
洗剤を多く使用することが多いため、換気をしながら掃除しましょう。
窓の掃除は曇りや雨の日に行うと、水滴や跡が残るので晴れた日に行うのがいいでしょう。
内側と外側、両方の掃除ができるとベストです。
引っ越し後に住所変更が求められる主な手続きには、以下のようなものがあります。
手続きが必要なもの | 詳細 |
---|---|
公的証明書関連 | 運転免許証やパスポート、マイナンバーカード(家族全員分)などの住所変更 |
公的手続き関連 | ・国民健康保険、国民年金もしくは厚生年金の住所変更 ・印鑑登録の住所変更 |
口座関連 | 銀行やクレジットカード会社などに登録済みの住所変更 |
保険関連 | 生命保険、損害保険に登録済みの住所変更 |
生活関連 | ・郵便物や荷物の配送先などの住所変更 ・スマホやインターネット契約の住所変更 ・NHKの契約住所変更 ・車の登録変更 ・犬、特定動物の住所変更 |
仕事関連 | お勤め先に申し出ている住所の変更 |
その他 | ・病院や歯医者などの医療機関の住所変更(※かかりつけ医が引っ越し後も変わらない場合) ・子どもの塾などに登録済みの住所変更(※塾が引っ越し後も変わらない場合) ・ペットのマイクロチップの住所変更 |
なお、あくまで上記は一例です。
上の表を引っ越し後に必要な手続きを洗い出す参考としつつ、不明な点などはお近くの役所の窓口にも尋ねることをおすすめします。
ここまで引っ越しでやることについて解説してきました。
引っ越しではガス料金の精算や引っ越し業者への料金支払い、家具や家電製品の買い替えなどまとまった出費が必要な場面が多くあります。
これらの支払いを「現金」で行うことも可能ですが、おすすめはクレジットカードでの支払いにすることです。
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当記事では、引っ越し前や当日にやるべきことなどをご紹介しました。
引っ越しには日用品の買い替えや電気・ガス・水道の手続きがつきものです。
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