海外でのクレジットカードトラブルから身を守るために
海外でカードを紛失・盗難・不正利用されたり、クレジットカード犯罪に巻き込まれたりされないようご注意ください。
海外で実際に被害が発生しているケース
フランス、ドイツなどで多発しているトラブル
海外ではクレジットカードでしか切符が購入できない券売機(暗証番号の入力が必要)が多くあります。
暗証番号を入力するとき背後から盗み見られた後、スリに遭いカードを不正に利用されるケースや、券売機で購入がうまく出来ず「代わりに購入してあげる」などと声をかけてきた人物にカードを一時的に貸与すると、不正に利用した後何事もなかったかのようにカードは返却され、不正利用されたことに気がつかないケースがあります。
また、親切で行なっていることをアピールするため、自分の荷物をあなたに預け、「しばらく待っていて」と言葉巧みに近づいてくるケースもあります。
ハワイなどで多発しているトラブル
「一緒にお食事でも」と言葉巧みに誘ってきた人物から、ATMやCD機で現金をおろした上での支払いやクレジットカードでの支払いを要望されるケースや、カード決済のために一旦カードを預けたとき、別人のカードとすり替えられ不正利用されたり、飲酒している隙にかばんや財布からカードだけ盗まれるケースがあります。
ヨーロッパ全域で多発しているトラブル
町中で警官と名乗る人物から、不正入国や麻薬捜査のため本人確認が必要であると声を掛けられ、身分証明書やクレジットカードの提示、暗証番号の確認などを求められたりすることがあります。
実際は私服警官に成りすました人物で、身分証明書や財布、カードを一旦預けた後に、別人のカードとすり替えて返却するケースや、現金や一部カードが盗まれるケースがあります。
中国などで多発しているトラブル
強引な客引きに誘われて入店した後、法外な金額を請求されるケースがあります。
現金がないと支払いを拒否しても、クレジットカードでの支払いを強要・脅迫されるケースや、飲酒している隙にかばんや財布からカードのみ盗まれるケースもあります。
アジア全域で多発しているトラブル
「絶対に勝てるから一緒にやろう」と賭け事に誘われ、一緒に賭け事をすると、最初は勝ち続けるが最終的に負けるように仕組まれており、その負け分に対し、クレジットカードでの支払いを強要・脅迫されるケースがあります。
被害にあわないための対策
- 手荷物や貴重品の管理に気をつけてください。
- 暗証番号を入力するときは周囲に注意を払い、手で覆い隠すなどの対策をとってください。
- クレジットカードの暗証番号を教えないでください。
- 安易に身分証明書やクレジットカードを渡さないでください。
- 返却されたクレジットカードが自分のカードであるかすぐに確認してください。
- 不審な誘いには応じないようにしてください。
紛失・盗難のときの連絡先
海外旅行に行く事前準備として、紛失・盗難のときのご連絡先をお控えください。
(旅行先の国・地域によってご連絡先が異なります。)
万が一カードを盗まれた場合、不正に利用された場合(上記のような事例に遭遇した場合)は、至急「クレジットカード紛失・盗難の連絡先」へカード停止の連絡を行い、現地警察にご相談をお願いします。